2010/01/19

【New Model!】SX200 R いよいよ上陸!



サイトやメールがNGな中、このブログにて発表となってしまいましたが、SX200Rが仙台に無事入りました。

ここにその全貌をご報告いたします。

「オリエンタルランブレッタ革命!」と言葉をでかく叫んでおりましたが、お客様の絶大なサポートによりいよいよその第一弾のSX200Rが当方ハイエンドモデルとして登場です。


【GPUL SX200Rの構成と内容】

1.フレームおよびフロントフォーク



大量に現存する程度の良いイノチェンティ3型のフレームを修正機によって熱加工修正。酸性槽にて完全薄利後、コーティング槽にてドブ漬け防錆処理後、アンダーコートを塗ってあります。(塗装含めて3コート)

2.エンジン



SIL製最新GP200エンジンを当方南アジアファクトリーにバラ持ち込みビルドアップしてあります。ベアリング類・シール類は日独メーカーのものを用いて組んであります。エンジンケース類は完全ポリッシュおよびコントロール類は完全クロムなど、きっちり手を掛けて組み上げております。

3.ボディパネル


すべて新品を用いています。当方委託先の工場で正規の形状にしっかり造られています。

4.電気系統



CDI12Vキットにバッテリーアシスト(12V)の構成です。旧車のような点火および灯火トラブルを改善しております。

5.ディスクブレーキ



イノチェンティ型インボードディスクブレーキのモディファイではなく、専用の新型油圧バージョンを採用しています。見た目は1960sそのまま。効き目がバッチリ現代の優れものです。

6.ステンレスチャンバー標準装備



いろいろ乗り倒した結果、現行のGP200エンジン&ギアボックスとSH2/22mmキャブレターで本当に良い乗り味だったSterling社製ステンレスチャンバーを標準装備。スムーズに走ります。普段の街乗り、ツーリング双方釣り合った感じです。

7.ペイント






今回はお客様のデザインにて艶があり凄みのあるブラックで塗りましたが、ご希望に沿った形でのペイントが可能です。グリッターフレークおよびキャンディも色目は限られますが対応できます(一部追加料金発生の場合あり-是非お問い合わせを!)。およびクロムパーツ・ステンレスパーツのご要望がございましたら是非ご希望のデザインをストレートにお伝えください。世界で一台の凄いカッコいいのを一緒に造りましょう!

などなど。。。誠に贅沢なハイエンドモデルです。
また、TV200のほうがイイなぁ~と言う方にも対応致しますので(同様に造れますよ!)、是非お問い合わせください。

8.細部写真

以下のフォトアルバムでご確認出来ます。

http://picasaweb.google.co.jp/GrandPrixUnlimited1

(コピー&ペーストしてください)


【注意点】

1.フレーム番号は出国通関規制の関係上、走行/登録実績の無い番号は打刻できなくなってしまいました。よって当初予定していたGPUL/SX~などは当局に却下されてしまったので、是非ご了承ください。および幾らそっくりでも、贋作のように番号を拾ってSX~などとは打刻も致しませんので是非ご了承願います。

2.マシンを造りこむ上で、お客様からの持込パーツ対応を継続します。ただし、今までの経験上、実績の無いものや構造にムリのあるもの、危険なもの、お客様サイドで施したほうが無難なものなどは場合によりお受けできない事がありますので概ねご相談ください。また、チューンドエンジンの積み込みは、日本サイドで組んだものを現地で送るか、こちらでバラ持込した車体を仙台でビルドアップすることになりますので、別途追加料金が掛かる事があります。(シリンダーキットにより排気管・キャブレター・電装の変更が必須となる&ボデイ類の加工が必要となるため。)実際は標準構成で充分楽しめます。また当方と取引実績の無いメーカーさん(当方が日本代理店になっていないメーカー)から各パーツを調達する場合、原則としてお客様から是非調達されてから持ち込んでください。

3.当方の考え方である「好きな型番・デザインでカッコ良いマシンを存分に楽しむ」と言う考え方を具体化したマシンですので、是非「自分だけの一台を造るぞ!」といった見方でお願いします。そう言う意味では当時物のコピーではありません。SX200をベースにした「自分だけの新たな一台」です。

【工期】

75日程度と見てください。

今回の第一号で工程を熟成した結果、各所相当の手を加えて造りますのでGP200・175/LI200以上に時間が掛かります。是非ご了承ください。

【価格】

標準構成価格700,000円+消費税35,000円=合計735,000円となります。
(お届け代別途)

その他ご要望によって価格内で収められるもの、そうではないもの、是非お打ち合わせの上判断させて頂きたく存じます。

納車に際しては、現地でおよそ200km、仙台でおよそ100kmテストした上での納車となります。よって不可思議な納車整備料金は頂きませんのでご安心ください。

追)このモデルも基本的に東北エリア以外のショップ様への業販はございませんので是非ご了承ください。

-ご要望があれば是非ご相談ください。基本的にランブレッタをご理解頂き、一緒にイマジネーションと夢を持って推進して頂けるショップ様ならば大歓迎です。

その他、是非お問い合わせください。

【お問い合わせ】

当方システムダウンで誠にご迷惑をお掛けいたしております。

e-mail

gpul@hotmail.co.jp

< お電話 >

022-286-9880  

このところ精力的に活動している結果、お電話に出れない時が多く誠に恐縮です。
(新たな作業場が離れているため)

必ず留守電に「内容」と「ご連絡先-お電話番号」を入れてください。
100%ご連絡申し上げます。

以上、何卒宜しくお願い申し上げます!

【緊急】インターネット不調のお詫び

 当方ウエブサイトおよびメールが障害のため不通となっており、誠にご迷惑をお掛けしております。

 誠に恐縮ではございますが、復旧までの間、以下のご連絡先にコンタクトをお願い申し上げます。

 < E- Mail >

gpul@hotmail.co.jp

<お電話>

 022-286-9880

多忙につき、特に電話は留守がちですが、是非留守番電話にお問い合わせ内容およびご連絡先電話番号を残してください。100%ご連絡申し上げます。

 誠に申し訳ございません。
 このグランプリアンリミテッドニュースに逐一情報を更新して行きます。

 復旧までの間、今しばらくお待ちください。
 何卒宜しくお願い申し上げます。

 グランプリアンリミテッド 代表 小島 義博より

2010/01/13

2010年です!



 2010年もスタートし、1月も間も無く半分が過ぎようとしています。

当方なりにこの3年間に起きた事柄、学んだ事柄、そして何より今の状況でも様々な形で支えて頂いてくれている大勢のお客様に、あらためてお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。

 GP200の再生新車を造ることを暖めてから始まり、GP200と共に表舞台に立ち、今に至ります。
結果東京を閉じ、一層アジアと英国の仲間達に助けられながらぎりぎりで運営してきておりますが、状況の良し悪しに関わらず、今年は今まで積み上げてきたものをどんどん市場に出して行こうと考えております。

 そこで、このサイトの趣旨も変わります。

今まで新製品や新型の紹介中心でしたが、当方ならではの海外提携先や、お客さんの地元に遠征した模様、および仕事をする上で偶然にも(その多くはメーカーや問屋のミスですが)入荷してしまった不思議なパーツなどなど、ざっくばらんに掲載して行きたいと考えております。実際は何人で仕事をしようと、基本的に私独りになってしまった身の上ゆえ、以前よりも規模は小さいものの活動の工数は極端に増えているのも実情です。よって、そんな動きのあるサイトにしようかな?と考えている次第です。ぶっちゃけ製品情報だけではつまらないですもんねー!

 第一弾として、ある筋の方々が大好きな「ディープインディア」なお話にしようと思います。

1.おもしろいパーツ API系

S2/S3 系のサスペンション関係の仕事が最近多く(壊れているマシンが結構多い)、対応すべく用意したパーツなのですが、当方の最も仲の良い(というか現実的にインド人の友達)ファクトリーにパーツの供給をお願いしました。私はあくまでも現行の「SIL系からだぞ!」と依頼したのですが、なぜか入庫数が倍ありまして。。。SIL系とAPI計が。。。キャブレターも他のお客さんに頼まれており、正規の22mmとSILのインテークマニホールドの構成。。でもまた余分にインマニが入っている。。。コレクション用にプレゼントしてくれたものでした。

是非写真をどうぞ。



 このインテークは80年代のAPI製 Li S2用のものです。




状況的に国営企業であるSILがランブレッタの生産と販売の主導権を持つようになり、次第にイノチェンティとインド政府機関の合弁企業だったAPIは、生産数や内容を政府側からコントロールされて行きます。そしてその終焉は、SILに対してのパーツ生産納入業者となり終わりを迎えます。このインテークは時代をモロに繁栄したもので、当時まだデロルトブランドだったころのSH2/22mmキャブレター用LIS2マニホールドです。APIのS2系は今で言うSpaco(これまた当時はデロルトブランドでしたが)のキャブレターと決まっておりましたが(現在もS2-150cc用にキャブレターが生産されております)、状況的にGP用であるSH2/22mmを使うようにコンバートされて行った模様です。ひょっとしてAPI版TV175でもあるMac175なのかもしれませんが。。。パーツ番号が同じなので判別つきませんでした。GP用に比べて内径が相当細く、まったりした物だったのだろうと察します。

 この小箱二つは、フロントサスペンションの要である、フォークパッド(コーンです)。



なんと。。。当時も英国で造っていたのか些か謎ですが、旧車マニア(特に英国車)が大好きなAvonブランドです。ラバー本体にもAvonと型抜きされており、ホントにユニークですね。時折このようなパーツに巡り合います。また、タイヤなどは60年代パターン&ブランドのものが相当残っているのも面白いところです。



2.実働セミレストア車やります!!!

正直言いますと、過去どーんと中古車を仕入れ、大失敗したことありました。その頃組んでいた相棒と必死に頑張ってお客さんに買っていただいたのは今となればホント良い想い出でもあり、インド人の感覚に膝が笑った度肝を抜かれた大事件の一個でもありました。




でも、「なんとかやろう!」とずっと思っておりまして、正直言いますと、新しい最上位モデルであるSX200レボリューションの70万+アルファ、GP200/Li200の60万円プラスアルファ。。。これらはやっぱり相当な高級品で、徐々にこのご時世にそぐわなくなってきました。増してや私はヨーロッパからの贋作(とはいえアジア生産が裏実情)の100万オーバーのマシンなどは今後も取り扱いません。

そこで、とうとうやります。「実働セミレストア車」



ずばり魅力は価格であり、ちゃんと走ることです!エンジンは150ccで6Vポイントですが、まずここから始めて、カスタムしたりチューンしたり、徐々に増強して行く事を考えると結構楽しめます!きったない中古車をオークションで買って苦労された方々も多々いらっしゃると思います。そういう大変な事が重なるとランブレッタの事ダイッキライになって行きますからねー!結果新車買ったほうが安くてカッコ良かったり。

実働セミレストア車は、かつて私が若い頃、よく英国から入ってきてたようなマシンの状態に造ります。

綺麗な中古車を塗り、各部パーツ交換をして、普通に乗れるようにしたものです。
今回写真は一番人気の無いAPI-Lamby150(LiS2の後継モデル)でやりましたが、もちろんレッグシールドとサイドパネル、フェンダーが違うだけですので、これらを交換してS2のに戻しての納車もOKです。そして「SIL系オリジナルのローカルブランドレアGP150」をもちろん対応します!

完全なフルレストア車ではありませんが、中古車+アルファの内容で、当面乗るのには困らないような状態でお渡しします。そして一箇所一箇所、お気に入りの状態に熟成してあげてください。それらのサポート、パーツ供給、ご相談やプラン化、またはカスタムビルド、今後改めて書きますが体制がそろいました。

スクーターブーム以降、この辺がボヤっとしてて、極端に良いマシンか極端にボロいマシンしかなかったわけですけど、今後これを対応してもっと皆様にランブレッタの楽しみを知って欲しいと願ってます。そしてインドローカルブランドのGP150、凄まじくカッコイイモデルもありますので、その辺りは私の趣味性が強くなりますが、いろんなバージョンをご紹介したいなーと考えています。

 価格は正直めちゃくちゃ安く抑えました!!!
 是非期待してください!!!
 詳細あらためてご報告いたします。
 
 
このLamby150、既に現地で在庫&販売可能なので、このまま欲しい方、またはS2の格好に戻して・・の方、是非ご連絡をください。


 以上、2010年最初のグランプリアンリミテッドニュースでした。

 <お問い合わせ>

 info@lambrettagrandprix.com
GPUL@hotmail.co.jp

お電話は13:00以降でお願い申し上げます。