2009/12/09

GP175モデル新登場!



 新モデルの登場です!

GP200では高価であり、中古車はNG、そしてGP150よりもやっぱりGP200が。。。というお話が多く、結果GP150は現在まで3台造ったのみでした。そこでかねてから注目していたのと、175ccに対する新しい考え方で、GP175ccモデルをスタートすることになりました。



詳細写真はこちらで確認出来ます。

http://picasaweb.google.co.jp/GrandPrixUnlimited1/175#

タイトルの「GP175モデル新登場!」をクリックすると当方のフォトアルバムが開きます。

1.外装は全てGP200と同一です。バッヂ類やステッカーを如何なされるかご指示ください(GP/DL125-200&インクスポット/チェッカー/エレクトロニック)

2.電装はCDI12Vをそのまま継続構成してあります。

3.エンジン


 今回の肝はエンジンです。ポイントを要約して以下に説明させて頂きます。

a)SILから供給されるGP175のシリンダーではなく、新GP150シリンダーを、精度を考慮して62mm径までボアアウトします。

b)ピストンをマーレ製TV175cc用にします。

c)クランクシャフトはGPのものを用い、通常の58mmのままコンロッドは117mmTV175サイズを用います。これは連桿比を上げ、(他ランブレッタ係数3.6強に対しTV175係数4.0)高速回転に対応するものです。これによりシリンダー内壁の偏った磨耗を抑え、(a)にて精度を出していた点に加え、さらにエンジントラブルを避ける目的です。精度の悪い構成でエンジンが壊れる根本原因を対策したものです。よって従来のGP175シリンダー構成よりも耐久性の高い内容になっております。上記ピストンと併せて、対策した内容だとお考えください。

d)シリンダーヘッドを加工し、スキミングヘッドとしてあります。以前当方東京で造っていたものよりはエンジンに合わせて多少マイルドなものとなっておりますが、これにて従来の175ccキット以上のパワーを生み出すものとしてあります。

e)キャブレターはシンプルで扱い易い従来型のSH2/22mmの175cc構成版です。

f)電装はCDI/12V標準装備です。SIL電装ハーネスコードではなく、CDI専用のものを用います。


4.カラーリング(ペイント色)

 特殊なもの以外可能な限り対応したいと考えております。

これは近年の需要が背景にありますが、イタリア時代の4色では既に飽きられているお客様が多いこと、ご自分のイメージでデザインしてみたいお客様が増えた事にあります。ご注文の際に、出来るだけ指示してください。現地工場の技量にてクリアできるものは対応いたします。また、クロムメッキ処理も同様に可能ですので、是非お申し付けください。

5.オプション

 スターリングチャンバーおよびアウトボードディスクブレーキ装置の対応を致します。
その他については、当方とデザイン/構成を決める上で、是非一緒に詰めて行きたいと考えております。持ち込みキット&パーツ類についての対応ですが、内容とそのものをご確認・ご検討させて頂いた上で対応したいと考えております。詳細お問い合わせください。

6.価格と納期

生産作業概ね2-3週間、船による運搬概ね3週間程度として考えてください。
これは現地工場の稼動状況にも左右されるので、お問い合わせ時に調整確認させて頂きたく存じます。

 ☆ 価格 ☆

車体価格450,000円(納車整備&テスト済み)+消費税22,500円がベースとなります。
これに各オプションや、送料を追加した金額がお渡し金額となります。

エンジン以外、すべてGP200と同じ構成でもあり、まずはこの新型175ccエンジンをお楽しみ頂き、その後ムジェロキット・イモラキット、RB20キットなどに発展させていくのも楽しいかと思います。小さい125-175cc系クランクケースでも楽しいことが沢山出来る時代でもありますね。

 詳細、是非お問い合わせ下さいませ!
 
 info@lambrettagrandprix.com / 022-286-9880

年末年始、仕事の関係上基本的に今年も休暇無しで頑張りますのでヨロシクです!