2010/02/25
MK4 ウインカーキットと200ccエンジン供給状況について
以前、若干数、販売させて頂いたGP-MK4ウインカーキットですが、この度お客様へ向かうGPがウインカー仕様だったこともあり、点滅している画像・映像にてレポートさせて頂きます。
これはスペインアッセンブルランブレッタの最終モデルであるLinxなどに付いていた物と同様のデザインですが、サイドパネルの形状の違いにより、GP専用に造られていたものです。パーツとしては今生産されておらず、電装メーカーに残るストックを用います。
私個人としては、90年代の半ば頃にTS1シリンダーキットで有名なAFRが総代理店となっていた英国での正規GPという印象が強く、このウインカー、ほんとカッコいいなぁ~と言う印象を持ってました。
70sイエローオークのカラーとホント不思議なぐらいマッチしてます!
当時はオプションで最初からそのTS1キットにてチューンされた格好でのオーダーが可能でした。それは有名なあのS/Extra Sシリーズとも言えますが、ダンディな玄人筋はカラーリングを判り易いSカラーにはせず、イエローオークやターコイズ、ホワイト、有名な英国カラーであるレッドなど標準で組んでいるものを時折見かけ、バッヂとインテークで判るものや、いろいろなものがありました。そしてこのウインカーを外さず、このままの物が特に印象深かった訳です。新しい時代のGPだなーって。
最後の最後、在庫一層に近い形でTS1/225ccキット組み込み済みのGPを確か当時の金額で80万ぐらいで売り出している広告を見て、高いなぁ~と思いながらもドキドキしたのを思い出します。広告のはこの車体同様、車体はMK4でウインカーつき、不恰好で効果の一切無い新型のボトムリンク式のフロントフォークから従来のモノに変えてあり、カラーがイエローオークだったのです。確か末期はSILのストでアッセンブルが現地で行えないので、AFRの工場でやってますとの話だったですね。。。
-90年にH社から200を買って、パーツのストックが無いのでAFRから買っていた時代のお話です。
カタログを取り寄せたときには。手紙にそう書いていました。エアメールの懐かしい時代です。当時は自分で輸入ノウハウもなく、頼むと凄まじい高額だったので、この時それこそ諦めてしまい、TS1という未知のエンジンを体験するのは、この仕事を始める前に、計画を一緒に練っていた当時の相棒のTV200に乗った時だったっすね。素晴r
などなど想い出話は程ほどに。。。ですが、残念なお知らせもございます。
結構なトピックスです。
現在SILと販社が大変な状態になっておりまして、SILの工場から200ccエンジンが供給されない日々が続いております。概ねインド国内の販社に於いても在庫切れ状態が続き、一部のお客様には大変なご迷惑をお掛けする結果となってしまいました。よって、200ccのマシンを造る場合は、SX200R同様、、当方の南アジアでエンジンを本物のパーツからビルドして対応するか、もしくは幾つか販社をあたり連中のズルさと戦いながら(得てして電話代だけでもホント徒労でムダに終わる事が多いのですが)入手するような状況が正直なところです。また、贋作屋も多いため、SIL正規ルートでしか入手しないようにしております。かなり200ccエンジンは贋作が多いのです。
<参考まで~贋作パターン>
1.まだマシなパターン
SILよりエラー放出されたバリだらけの200ccエンジンケースを屑屋から買いポリッシュ、中古の150エンジンからの内部移植そして旧バージョンのデッドストック200ccシリンダーを載せたもの。ずばり、修理に持ち込まれた事があります。誰がどのようなルートを経て、なぜ結果日本にあったのか、判ってる分だけ痛いところです。倉庫でコッソリ聞きましたからね。安さにつられて仕入れたら大失敗した!ヤバいって(本人から!)ワハハ そいつもかつて私が騙された業者から買ってたという。。
2.ユニークなパターン
無理やりGP150のケースにスタッドボルト位置を換え、200ccのシリンダーを乗せたもの。これは一時期贋作と言うよりも、しかるべき強化溶接をして普通に行われていた事でもあります。しかし、もちろん贋作屋は強化溶接など知りません。裂けて来てシリンダーがズレ、結果壊れます。
また、実は150cc系ケース用に用意されている200ccシリンダーキットと言うものがあります。
面白い話を少々。
この頃南ベトナムの某店で捨て値で放出されてますよね?多分調子の良い事言われてインドから買って、結局使わなかったと思われるのですが(V国はSX200がごくわずかしか正規輸入されなかったので、彼らの仕事は150ccケースメインと言う状況にて、試したのだと思います)
これはSIL製3輪車ランブロ(某モデル)用のボアアップキットとして、SILが用意していました。精度は如何ほどのモノか判りませんが、実際は結構今後プラス要素として検討の余地があります。ただし、クランク&ピストンが専用となってしまうため、特に不要だったので試せずに居ました。でも、何れやろうと思っています。タイの恐ろしく暑い季節、北部の丘陵地帯で壊れなければOKです。面白いから早速やってみるかな・・・
☆動画は、お客様にご迷惑をお掛けしながらも、一端175ccエンジンで納車させて頂く事になったものなのです。ウインカーの動きもユニークですが、当方のNewGP-175ccエンジンのサウンドも、宜しければ是非お楽しみください。ヒンズー語も聞けてユニークですよ!(笑)
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グランプリアンリミテッド 小島より!