2009/02/17

タルガ250ccツインエンジン日本へ向けて登場!

 <ティノ・サッキさんから、日本の皆様へのご挨拶を兼ねた写真です。設計図と一緒に撮影>


 数年前から話題だったタルガツイン(2気筒)エンジン、イタリアに於けるランブレッタの第一人者(この表現が一番かと思います)ティノ・サッキ(Tino Sacchi)さんから当方向けの卸価格等々連絡が届きました。当方にて日本へ供給できます。「タルガツインっていったいどんなエンジンなんだろ?」と興味深々だった方も沢山いらっしゃるかと思います。価格は単純に言えば高価ですが、国内の専門店でRBやRapidoの250ccをオーダーメイドで購入される場合の費用と大差無いかと思います。(価格のみで判断されることは極力避けたいので、あえて価格はご提示しません。お問い合わせ下さい)レーシングエンジン並に全てのパーツがごく少量生産され、高品質パーツの集合体で組み上げられていることを考えると、ある意味安価かもしれません。価値あるエンジンです。以下にその要点をまとめて行きます。




A.イントロダクション

1967年の最高位バージョンへツインエンジンを搭載するという発案が経営陣から出され、試作およびテストで数基造られ、いくつかは関係者を通じて販売されたとも言われておりますが、定かではございません。ボアXストローク 50X50 のツインエンジンで当初は200ccモデルとして想定されていたそうです。どうしてもパワーや速度に目が向いてしまいますが、実際の狙いはレーサーのような鋭角的な浮世離れしたエンジンではなく、より高グレードの高出力エンジンを狙ってとの事だったそうです。この200ccの試作エンジンにより当時の計測レベルでは126km/hを記録したとのお話ですが、それ以上に興味の対象となるのが、2ストロークエンジンの鋭角的なパワー発生特性を、ツインエンジンとすることにより、トルク感のあるパワフルな特性にすると言ったことに重きを置いていたようです。

当時量産されずに終わった理由は「あくまでもコスト」と言われています。併せてサッキさんの説明も同じくそうでした。加えてどうしても時代背景的にこのような過度とも言えるメカニカルなエンジンが受け入れられる市場も極端に少なかったともいえます。また、シリンダーはスチール製とアルミ製と2種試作されたようですが、私が英国人からかつて聞いた話は、各シリンダーの接点に於ける過熱を冷却し切れなかった為・・と聞いています。給気冷却・外気冷却および強制冷却だけでは追いつかず・・・との事ですが、これらの様々な理由により、仮に素晴らしいエンジンが出来たとしても、やはり製品としてよりも、商品として可能性が低かったのだろうと思います。
今回、サッキさんがまとめ、当時の開発エンジン(Code137/当時名称)をベースに最新の技術を駆使して造り直すという偉大な冒険は、あくまでも私の感覚ではありますが、強烈なシリンダーキットを造るということとは趣を別とする、とても熱い何かを感じました。事実私もイタリアから企画の発表当時送られて来た写真を見た限りでは、そうか・・造るのね・・・ぐらいしか考えていなかったのですが(同時期にRBについていろいろ詰めていた経緯もあり、意識していませんでした)、最近のテストやその他の状況を見て、サッキさんに連絡を取ってみた・・といった経緯です。旧い世界選手権レーサーなどが好きな方ならば判りやすい表現となりますが、英国は単気筒の実績を推進し、伊国は多気筒化を歩む・・・のような流れを感じ、ユニークです。そして、彼らのとてもロマンチシズムに満ち溢れた、熱い純粋なハートを感じた訳です。本当の少数生産のスペシャルエンジン!多分に言いすぎの感もありますが、乗り物業界・レース界そして世の中全般に於いて、暗い話題ばかりの毎日の中、颯爽と素晴らしいサウンドを奏でて走るこの「ランブレッタ専用」エンジンは、とても嬉しく感激したニュースでした。これは本当にランブレッタ狂にとっては、とても素晴らしいニュースであり、このような本当に特別なエンジンを自分のマシンに積めるかもしれない!という、そんな心臓の高鳴りを感じるだけでも、サッキさんの大冒険は我々ランブレッタ狂にとって、とても偉大なことを成し遂げたと言えます。

B.構成とスペック
既に英国の代理店であるC社などのサイトをご確認されているかと存じますが、日本へ向けて出荷される場合の構成内容などと併せて以下にまとめます。

 1.エンジン Assy(あくまでもダイジェスト/更に詳しい内容は是非お問い合わせ下さい)
  最大のメリットは、<現在お持ちのランブレッタのフレームに未加工でボルトオンできます>

 -エンジン(クランク)ケースから全て再設計され、既存の4本スタッドボルト固定タイプではなく、固有のものとなります。また同じく非同期爆発の対応クランクは新設計のもので、左右/中央の3ベアリング固定となります。シリンダーは旧イノチェンテイの試作が50X50/2基だったのに対し、54X54/2基に変更され、排気量もUPされております。給気/排気+掃気4ポートのアルミシリンダーであり、スチールスリーブではなく、内面ニカジル処理を施したフルアルミのものとなります。ピストンはメテオール特製のものが構成されます。電装はCDIヴァリトロニックキットの2気筒版(通称ヴァリツイン)となり、12V/100Wの高出力自動進角式となります。現在4速のギアボックスですが、5速も今後想定されています。クラッチは当然のごとく新設計のものであり、用途に応じ4/5/6枚と対応可能な設計思想となっています。併せて強化版の合金クラッチが検討されているところです。(キャブレターは基本構成に付属しません)
 2.強化リアハブとワイドサイズホイルリム

 -相対的に強度の強いS2モデル用のリムをベースに強靭に再設計したもの。
 3.専用エンジンマウントボルト&ナットキット

 -エンジン(クランク)ケース自体が別物なので、専用のものが構成されます。
 4.左右2キャブをコントロールするスロットルケーブルキット
 -タルガツイン250エンジンは左右各シリンダーに一個づつキャブレターが構成されるツインキャブ。
  よって、スロットルケーブルは二股に分かれた専用のものになります。
 5.専用2in One エグゾーストチャンバーキット

 -チャーリーエドモンズさん(Performance Tuning社)専用新設計チャンバーです。
  各シリンダーから一本に纏まるタイプです。

 6.専用ハイフロータップ&パイプキット
 -既存モデルとは全く別エンジンですので、必要容量に見合ったハイフロータップとなります。
 7.専用エアフィルターキット

 -左右キャブレターに装着されるものです。(写真を参照下さい)
  外部からエアを取り込まず、エンジンルーム内に収まります。
C.パフォーマンス

標準構成に付属しないキャブレターですが(インテークマニホールドはエンジンAssyに付属)、デロルト製でテストされ、26/28/30ミリの各サイズが該当キャブレターとされています。28ミリキャブレターでテストされた際のダイノデータですが、28馬力&最大トルク18.92と非常にトルクのあるエンジンです。これは通常の使用に於いて最大のメリットであり、低回転域での使用が多い一般道では絶大なメリットと言えます。ツインエンジン故の使いやすさと質の良さが顕著に現れております。3800回転辺りの低いエリアからパワーが発生してきますので、使いやすい・乗りやすいエンジンと言えます。常に全開を想定した単気筒チューンドエンジンとの大きな差だと思います。(30ミリ以上のキャブレターを使用した場合は30馬力以上の出力をクリアします)

D.修理対応スペアパーツ

 サッキさん側で柔軟に対応するとのことです。仮に日本で当方を通じて購入された場合には、もちろん円滑に取り次ぎ調達するよう努めます。このようなスペシャルエンジンで絶対数の少ない生産になるものですから、先方もしっかり管理してくれますので、ご安心下さい。

 以上、今回の発表とさせて頂きます。

関心のある方、興味のある方、自分こそは積んでやるぞ!という方、いずれもお気軽にお問い合わせ下さい。可能な限り回答できることは現地と連絡を取りながらお答えしたいと存じます。

グランプリアンリミテッド メールアドレス info@lambrettagrandprix.com

<動画集>

YouTubeにて公開されている映像のウエブリンクを以下に掲示します。

テストマシンは更に相当手が入っていますが、このエンジンの潜在的なポテンシャルをうまく映してあります。ライダーは現在英国選手権で乗りに乗ってるチャーリー・エドモンズさん本人のようですね。素晴らしいライディングにも注目です。

http://www.youtube.com/watch?v=2Z5jTPFtir8














2009/02/14

Vespa Super 本当のオリジナル 1966












 ランブレッタをメインに活動しておりますが、正直今までのスクーター生活の中で、ベスパにも多数乗りました。結果としてランブレッタに絞りこんだのが23の時で、それまで結構買っては売り・・を続け、高価なモデルから安価なモデルまで、様々なモデルに乗ってきたのも事実です。ランブレッタとベスパ双方所有していた時期さえあります。よく、ランブレッタとベスパどっちが優秀ですか?と聞かれることがありますが、今ははっきり言えます。「同じジャンル(スクーター)の全く別の乗り物」だと思っています。この仕事になってからは特にお互いの良いところ・良くない所が自分なりに見えてきたような気がしています。そしてベスパも好きです。両方好きなんですよね(笑)

 私なりに思うことがありまして、ベスパは60年代の後半から著しく変化があったと思います。ロータリーバルブ式のGLやVBBという60年代前半のモデルも存在しますが、結果スプリント・Super・ラリーあたりからのベスパはデザイン・機能双方モダンになっていったように思います。(SSもその中に挙げられますが、エンジンタイプが別なので省いて考えます)

 東南アジアで活動するようになってから、私自身の再発見として、「うわーかっこいいなぁ」とじっくり見入ってしまったのが、実はSuperなのです。殆どのSuperは実際のところ、殆どの車両が原型を留めていることが少なく、ちょっとがっかりするレストア車両ばかり見ることが多いのですが、以前某古代遺跡都市で現地の若者がノンレストアのSuperに二人乗りをして学校へ急ぐ様子を見て、その光景がとても美しく、見とれてしまっておりました。ヤレ具合・二人乗りをした時の沈み具合・・そして現役できっちり走っているその姿。本当に今でも尊敬するビンテーシスクーター界最大の偉人であるUさんが昔自費出版をしていたミニコミ誌のような表現になってしまいましたが(笑-同世代ならば即わかりますよね?)、本当に再発見でした。生まれて初めて触ったビンテージベスパも親友の所有していた同じくSuperであったこともあり、ちょっと想い出のモデルでもあります。生まれて初めて自分が預かって修理したマシンでもあるわけです。かなり昔のお話ですが・・・ VBBとは違った一回り大きいボデイ、70年代へ向かう頃の近未来的なデザインでの微妙なバランス、そして実は結構普通に走れる旧車という点がとても面白い一台だなぁと思っています。

 そんなことで、普段ヨーロッパ向けにランブレッタの発掘をやっている現地の輸出屋さんに、面白いSuperがあったら是非紹介して・・・と話していたら、ころりと面白いものが出てきたわけです。完全に近いオリジナルを保った車両です。塗装が大分剥がれてはいますが、各パネルやボディの状態も良く、納屋出しの汚れた状態ではありますが、これ、磨いただけでも面白そうですし、レストアするならば手間がかからないだろうなぁ~と思われます。スペアパーツは世界中で容易に手に入ります。

1966年バージョンのSuper150です。DLのターコイズにも似た色目、最後の8インチ車両。バッヂ類やその他もしっかり残っていて旧車好きの方ならば楽しめる一台だと思います。これは上記の輸出屋さんの倉庫にあります。興味のある方は是非ご連絡を下さい。ランブレッタ同様日本に持って来れます。この時代のモデル、なかなか注目されていませんでしたが、面白いと思いますよ!本当は私も欲しいです(笑)

 info@lambrettagrandprix.com まで宜しくお願いします。

2009/02/11

英国スクーターシーンから スティーブより


 今年からのチャレンジに際して、数多くの仲間たちのサポートにて再スタートしている旨、新年の挨拶にてお話させて頂きました。


今回から本場英国の現在のシーンをダイレクトに伝えるべく、本場英国の生粋スクーターボーイであるスティーブが現地から各ラリーの様子をレポートします。彼はその偉大なるギャグセンス、人懐っこいキャラクター、そして何より98年より殆どのメジャーなラリーに自走で参加している、通称「双子のビリー」として、兄弟共々スクーターシーンではよく知られている人物です。SESチューニング社の185ccマルチポートエンジン「スプリンター」は、SESの常客である彼の推薦によって日本へ紹介できた経緯でもあります。T5/ドラッグスター/52年型ベスパと、幅広いチョイスでスクーター生活を楽しんでいます。

彼のレポートを通じ、本場の「現在進行形」の熱いホットな情報をお届けできるかと思います。決して70年代以降のノスタルジーではなく、現在進行形がもっとも重要なポイントだと思います。

英国からの投稿、基本的に英文のままになりますが、あえて当方で訳することなく、ダイレクトに雰囲気をお伝えできればと思っております。(時々日本語で補足を入れて行きたいと思います)


<スティーブからのご挨拶です>

English Scooter Boy

hi my names steve and i breath the fresh air of 2stroke, i live in england and i'm a regular on the uk and european scooter scene, i own a vespa t5 classic (1998), italjet dragster(2001) and a vespa rod model(1952), i first got into the scooter scene in 1998 at the age of 18, my first scooter rally i attended was at the GREAT YARMOUTH NATIONAL SCOOTER RALLY UK, and have been hooked ever since, i try to attend as many scooter rallys as my wallet will afford me to and enjoy every minute of it, scooters,drink, music and women are top of my list and wouldnt change it for the world, every rally/custom show/club event that i attend this year (2009) i will be blogging it to the world for you to read enjoy and take in the joys of those little 2 stroke shopping bikes we all love to ride, enjoy and ride safe...steve



2009/02/10

レアパーツ ゴードンフライスクリーン です!






  紹介案件です!

名古屋の方が秘蔵の品、ゴードンフライスクリーンをYahooにて出品しています。

 80年代の黄金時代に一世を風靡した、あの時代特有の匂いのするアクセサリーです。

今はレストアショップとして有名な英国ショップですが、アルマンドス社のビルドしていたスペシャルオーダーマシン、アルマンドスペシャルベスパカスタムなどに多く用いられたアクセサリーです。
(この辺りをお話すると長くなりそうですが・・・)


 プラスチック製なので、なかなか現存するものが少なく、かの地では相当な高値で諸先輩方(笑)によってごく少数取引されております。今回のこの一品は程度も良く、現地ではなかなかこのコンディションでは手に入らないので、是非P系でカスタムなどを検討されている方は、問い合わせしてみてください!

⇒Yahooで質問するのはちょっと・・・という方、こちらで取り次ぎますのでお問い合わせください。




2009/02/05

再生新車200cc在庫一覧情報です

現在、生産委託工場に以下の在庫車両がございます。
API/SILの下請け生産をしていた歴史のある工場なのですが、当時の仕様に準じて造るため、API/SIL双方の国内向け仕様に近い構成になっております。(細部のみ)
(各マシンのチェックポイントを予め書いておきます)
全てエンジンはSIL純正現行の新GP200ccCDI12Vエンジンです。

当方へご要望を寄せて頂き、お打ち合わせの上構成を固め、出荷という短納期が可能です。
是非各お写真をじっくりご覧頂き、ご希望をお聞かせ願います。

<在庫車両.1 GP200 ピーチ >
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f71124484
長年ペイントを探していたのですが、70Sにのみ生産されていた「ピーチ」カラーの塗装が出来るようになりました。これは俗に言う桃色ではなく、一皮向いた「果肉の色」に近い、アイボリーとベージュの間のシックな色です。(個人的にはGP/DL中のベストカラーのひとつだと思っています)TV2/175限りなく似た色で、API版TVまたはMac175と同一色です。

・塗装箇所がインド向け150ccと同様となっているため、フロントフォーク・強化ダンパー・前後ハブのペイント色がポイントになります。しかし、ハードコアなDL/GPマニアの方ならば、最初期のGP200SILと同じ塗装箇所となるため、70-80Sテイストを大事にされる場合はこのままのほうがかっこよい場合もあります。

<在庫車両.2 GP200 ホワイト >
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f71124484
言うまでも無い人気色です。しかし細部構成に若干の違いがあります。

上記ピーチと同じくインド国内向け塗装になっている 点、ご要望をお聞かせ願います。
また、この車両はMK2稼動フェンダー構成用当時の特殊オプションフォークリンクが構成されていますので、これはGP200版に変えるつもりです。このフロントサスシステムでピンと来た方はかなりのDL/GP狂だと思うのですが、この工場、実は当時、某地区の某ローカルネーム版GP/DLを造っていた会社です。そしてそのローカルネーム版の構成のままですので、ヘッドセット(ハンドルカバー)上部がMK2の仕様になっており、写真のようにミラーマウントニップル穴がヘッドセット上部にあります。ここも交換対象かと思いますので、是非ご指定ください。(ローカルネーム版の味を残したい方はこのままも良いと思いますが・・笑)
<在庫車両.3 GP200 レッド>
塗装箇所、上記2台同様70-80Sインド国内仕様です。
フロントフォーク、強化ダンパー、フロントハブの塗装に関してご要望をお聞かせ願います。
サイドパネルフラッシュストライプが貼られておりませんが、ここにシルバーを用いると意外とかっこよいです。イノチェンテイ型サイドパネルフラッシュストライプ、黒・シルバー・赤の3色、当方国内に大量にストックがございますので、ご希望の色を選んでご指定ください。同じく、ホーンカバーグリルがクロムですので、黒に変えるか否か、ご希望をお知らせください。

<在庫車両.4.GP200 イエローオーク>
この工場ではイタリアンDL/GPと同じカラーで塗れます。SILも当時同じペイントを採用していた為なのですが、今後このカラーにてイエローオークは塗ろうと思っています。塗装箇所これも70-80Sインド国内仕様です。
フロントフォーク、強化ダンパー、前後ハブのペイント色についてご要望をお聞かせ下さい。
この一台は前後クロムリムを履かせました。同じくリアランプボデイとホーンカバーグリルもクロームですが、これを黒に変えるか、このまま行くか、ご要望をお聞かせください。


<在庫車両.5 GP200 シルバー> 2台あります。
ヘッドランプリム・ダンパーに黒を採用し、ツールボックスリッド(ふた)を強化プレスのものを採用した、
90S初期構成英国仕様です。この構成なりの味があります。
ホーンキャストがクロムなので、黒か否かご要望をお聞かせください。尚、よりリアルに90S初期仕様にされたい方には、左右レバーおよびレバーサポートを日本国内にてアルマイト処理もしくは硬化塗装にて黒く染めます。リアル英国仕様になります。ご要望をお聞かせください。


<在庫車両.6 Li200ホワイト&ブルーメタリック>
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b82222543


これは強化ダンパーを取り付けず、ルックスは当時のままに仕上げたものです。
S2(II型)ファンの方好みの、「ホーングリルが楕円形」の旧型パーツを用いて組んであります。
API専用オプションの「不思議な形のホイルキャリアブラケット」は特に意味をなさない訳ですが、これもハードコアなマニアの方はニヤリなパーツです。スペアタイヤがやや前傾して着く格好になるので、実際スペアタイヤを組んでみると、かなりクラッシックな味が出ます。実際この形のオプションはヨーロッパに存在しました。

<在庫車両.7 Li200ホワイト&ブルーメタリック>
シングルシートX2仕様です。クラシカルで味わいがあります。

これは上記GP200ホワイトと同じようなタイプのフォークリンクが着いています。これはAPI純正版ですが、従来の形で強化ダンパーを組みたい方は是非お申し付けください。これも上記のマシンと同じく、楕円形の美しい旧型ホーングリルが構成されています。リアホイルキャリアはAPIオプションらしいものが着いていますが、これも上記のマシン同様、味のあるパーツです。2本のバックミラーは左右にクランプを組んでつけてあります。(クランプもミラーも、サンプル写真として構成したので、実際は取り外した形でのお渡しになります)

以上、7つ8台が現在在庫となっております。
是非お問い合わせ下さい!
何卒ご検討の程、宜しくお願い申し上げます !!!


AC社(タイランド)製品の取り扱いについて







  寒い毎日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

暦の上では大寒そして節分も過ぎ、1歩1歩春に近づいているはずなのですが、まだまだ寒く、怖いことに強烈なインフルエンザが大流行の兆しさえあります。健康が本当に一番です。。。実は私もここしばらく、無理な昨年度の強行が災いして首・肩・腕を負傷しておりました。寒さと辛さで本当に健康が一番だなーとつくづく感じた一ヶ月でした。

さて、本年から「オリエンタルランブレッタレヴォリューション」をタイトルに、ここ数年で築いてきたリレーションをベースに、アジア諸国の優れたそして美しい製品を大胆に用い、オリエンタルな匂いのする独自の展開をすることに決めましたが、その起点となったのが現在アジア地区での活動の基点としているタイランドでした。営業で行く先々で素晴らしいカスタムバイク達に毎度出会います。そしてそのオーナーさんに必ず話しかけてみるのですが、その殆どが自分でビルドアップしたマシンであることが殆どです。増してや本業とするカスタムビルダーやペインターのカスタムマシンは度肝を抜かれます。そんなカスタムシーンを支えているのが、星の数ほどある現地のカスタムキット・スポーツキットメーカーたちです。

今回スタートしたAC社(Asian Concept Thailand)は、創業1973年の老舗として、大きなシェアを持つ有名なカスタム&スポーツキットメーカーです。メーカーとしての業務と同じく、日本メーカー製オートバイのエージェントでもあるのですが、特にカワサキタイランドにおけるトップエージェントのひとつとして、絶大な信頼を誇る有力企業です。ランブレッタ専用のキット造りに際してご縁が出来、そこで彼らの現地ヒット商品を日本へご紹介するお仕事をスタートすることとしました。

日本ではカワサキ本社からの供給が昨年度で終了したKSR110ですが、タイランドでは空前のヒット作として、大ブームとなり現在も続いております。AC社からも数多くのKSR用キットがリリースされており、特にリアスイングアームはタイランド国内のみならず、欧米へも多数輸出されています。AC社は日本では無名ですが、欧米ではキットメーカーとして相当のシェアを誇ります。

現在ヤフーオークションを手始めに、日本での展開をスタートいたしました。段階をもってアイテム数を増やしていきます。デザインのみならずクオリテイも高く、ご安心頂けます。

蛇足ですが、私が経験した出来事を・・・

バンコクから最北端の街、チェンライまで急ぐ道中、あまり誇れたお話ではないのですが、かなり急いでまして現地のハイウエイ一号を車で飛ばしておりました。気温が40度近くある日だったのですが、メーター読みで170km/h++で急いでいる最中、パーンという乾いた綺麗な音と共に、日本製2ストレーサーレプリカをフルチューンした2台が競いながら私の運転する車を軽々と抜いて行きました。。。この出来事を切っ掛けに、その熱い何かを感じ、現在に至ります。数えればキリが無いほど驚くようなことに出会いました。深夜1時に同じ高速を120km程度で走っている際に、二人乗りした小型バイクにこれまた易々とブチ抜かれて・・・パーキングのコンビニに寄った際に、抜いて行った小型バイクの二人組みの少年達に会い、話を聞いてみたら「あぁ、このぐらいは仲間内で普通。キットを組みつけてるだけ」
マーケットの周りをDaxでウイリーしたまま周回して遊んでいる中学生たち。。etcetcetc

とても熱いものを感じております。(蛇足が大分長くなってしまいましたが 笑)

そして、そのエナジーをランブレッタに注ぐべく、本業は更に必死で頑張っております。
今年はACを始め、オリエンタルでホットなランブレッタ専用キットを逐一完成順に発表していきます。

お問い合わせはこちらまでお願いいたします。