ここ最近、南アジアファクトリーで様々な事をトライしておりますが、普段英国向けにオーソドックスなマシン造りも同様に行っています。現在日本のお客様のSX200カスタムを造っているところですが、先週、ファクトリーよりTV175のグッドコンディションをゲットした。。。とのこと、ファクトリーの要望もあり、我々のオリエンタルプロジェクトチームのお仕事の一環を当ブログにてお見せすることになりました。
このTV175S2の諸作業をシリーズでお見せする形にて、現在プロジェクトチームで取り組んでいるランブレッタがどのような内容にてビルドアップされていくのかを、連載としてご紹介したいと思います。
また、まだご予約の入っていないマシンでもありますので、TV175S2のオリジナルをお探しの方は是非お問い合わせください。ご要望を汲み上げた格好でビルドしていきます。
現地からの報告単位でのレポートになりますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
<その1~現在までの作業段階>
完全に分解後、以下の工程処理を施します。
・酸性液槽に浸し、古い塗料をすべて溶解して落とします。
・その後中和を施し、今度はサンドブラストにて不要な異物とさびを落とします。
・ほとんど役立たずになっているフロア部のサブフレーム大小2ペアを新しいものと交換します。
・全体のバランスを、当時から残る専用フレーム修正治具にて、加熱修正いたします。
この時点で、各部パネルやフォークなどの大パーツの仮組みを行い、あらかじめ確認します。
当方の3型ランブレッタのフロアやフレームがきっちり収まっている理由は、このような工程を踏んでいることと、錆びぬけているような各部パネルは使わず、新品のパネルを用いることなどが特徴です。
そして塗装となりますが、
・防錆処理コート剤を全体に吹き付けます。
・その後、下地をつくりつつ、プライマーを塗ります。
・そして、本塗り・・といった工程です。
現在、以上の作業が終了し、フレーム周りの組みつけに入っているところです。
☆ 写真が一気に組み付けから始まり、誠に恐縮です。是非第二回目のご報告をお楽しみに!