2009/08/19

GP200スペシャルペイントシリーズについて

<GP200スペシャルペイントシリーズについて>

 いつも誠にお世話になっております !

そろそろ一般企業の殆どが通常稼動となってるかと思います。皆様、夏期休暇は如何でしたか?
当方はこの「日本国内が全くが動かないタイミング」を見計らい、グランプリアンリミテッド発足以来、大きな課題点であった「インドファクトリーから仙台港への確実な輸送システムづくり」と「従来パーツメーカー達・車体アッセンブルファクトリー達の粛清と血の入れ替え」を行っておりました。本年度から東洋ランブレッタ革命!などとスローガンを立てて、タイの仲間達を始め皆で取り組んで参りましたが、一向にお尻が重く、自分勝手で結果の残せないインド側の整理がどうしても必要であり、今後運営していく上で課題を残したまま進歩の無いパートナーたちとのメリットが見出せないため、思い切って体制をつくり変えておりました。そして、今回当ブログで発表する方向性も、その新しい体制によって造られる新たな方向性となります。新たな若いインドのファクトリーと開始するマシンの方向性としてご理解願います。

GP200シリーズの魅力の50%は、「従来無い強化構成やペイントを新車カスタムとして楽しむ事」だと思っております。そして、その前提条件として大きな課題は「コストのべらぼうに高いペイントワーク」であります。従来の車体ファクトリーたちはSILないしイノチェンティのカラーを塗ることしか行わず、カスタムペイントを必要とするお客様方に大きな無駄なコストを強いる課題を残し、且つ当方も異常な外注費とのサンドイッチとなる等々、素直に仕事として成り立たない結果ばかりでした。前哨戦としてスタートした南アジアファクトリーに於いて出来上がったノウハウと、若いインド人ファクトリーオーナーの考えを上手く合致させ、以下のようなマシンをサンプルとして、今後可能な限りお客様方の「世界で一台のマシン」を造っていければ。。。と考えております。(是非写真をじっくりご覧の上、アドバイス・ご要望をお聞かせ頂ければ幸いです) スペシャルペイントサービスをスタートします! 以下のサンプルを是非ご覧ください。

1.ジタン(Gitanes)F1 レーシングペイントGP200



昨年度、お客様からSxのカスタム&200cc化のお仕事を頂き、その際にお客様のデザインでF1のジタンカラーに塗ったところからアクセントになっています。お客様より「GPでやったらきっと凄いカッコイイですから是非やってみてください!姉妹車ですね!」とアイデアを頂く物の、万年資金不足の当方としてはなかなか進捗せずにおりましたが、新インドファクトリーにて造ってくれました。彼らはこのマシンを英国の業者へのプロモーションとして用い、見事ハートを射止め、現在リバプール港へ向かっている一台でもあります。本場の英国人により、デカルやグラフィックでどのように磨かれるかが楽しみな一台です。

2.ガルフ(Gulf)レーシングペイントGP200



ルマン24時間レース等の「スポーツカーレース」スポンサーとして世界的に有名な石油会社ガルフのスポンサーカラーを塗ったものです。スクーターの世界ではフランス人・ドイツ人・オランダ人等、大陸側の人たちに人気のあるカラーリングです。このマシンは現在オランダで更にカスタム&チューンを施されております。
3.S-TypeパターンGP200


最も有名なカスタムペイントでもあるS-Typeカラーです。実質的に市販車最高位SIL-GP200として考えると、それはAF-Rayspeedさんが現在も造っているAFR S-Typeとなるわけです。そんな背景より、とても人気が高いカラーパターンでもあります。ある種世界で最も流通しているGPの2トーンペイントかもしれません。AFRさんへ全て注文される方と、車体を同様に塗り、専用パーツ・エンジンキットのみをAFRさんへ注文され、ご自分で造る方等々多様化しています。
<デザインについて>
上記3台をご覧になって、ある種共通の塗り分けをしてありますが、このような典型的なペイントパターンでの各色変更、またはデザイン持込でのご依頼等々、対応して行きます。下絵を当方でご用意してありますので、従来どおり、それに色鉛筆等でイメージを塗り込んだり、必要な仕様変更を書いて返送頂く、又は当方でご要望をお伺いし、カラーパターン・デザインをご提案させて頂きながら調整・確定と、柔軟に対応して行きたいと思っております。
<価格の考え方>
従来の再生新車価格「580,000円+消費税」に、ご要望ペイントの難易度等の追加・ディスクブレーキ/ステンレスチャンバーの追加等で価格をお見積もりさせて頂きます。実質的に新体制による大幅な生産法の変更により、従来大幅な追加料金が必要だったペイントワーク、そして作業工賃を集約できますので、是非ご要望をお聞かせください。(南アジアファクトリーで積み上げたノウハウ等)年頭のご挨拶通り、国内で再塗装は恐ろしく高額なコストと手間を要し、当方も相当苦しかったのも実情です(笑)よって現在南アジアファクトリーで生産されているNew-SX/TV200で積み上がったノウハウをベースに、最初からお客様のご希望内容構成にてマシンを造っていく形となります。世界で一台だけのGPを是非お楽しみください。


<その他のペイントワークとして>


 
メタリック・キャンディ色に対応します。このディープブルー・チェリーレッドキャンディを始め、各色対応可能ですので、是非ご要望をお聞かせください。また、南アジアファクトリーで少しづつ対応してきました「グリッター」(ラメ)塗装、インドファクトリーにて設備が揃った段階に再度アナウンスさせて頂きたく存じます。もちろん、従来のイノチェンテイ・SILオリジナルペイント、そして通常のソリッド色は継続して行きますので、併せてご要望をお聞かせ願います。
 以上、GP200スペシャルペイントシリーズとカスタムペイントのお知らせでした。
 お問い合わせはこちらからどうぞ ⇒ info@lambrettagrandprix.com